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ワインの保存方法。未開栓と開栓後で変わる、温度・光・置き方の基本
「赤ワインは常温」という知識は、開栓後の保存にはそのまま当てはまりません。未開栓と開栓後に分けて、家庭でできるワインの保存方法を紹介します。
「赤ワインは常温」は、開栓後にはそのまま当てはまらない
「赤ワインは常温で置けばよい」と聞いたことがあるかもしれません。けれど、開栓したあとのワインを保存するときは話が変わります。赤ワインでも、ふたをして冷蔵庫へ入れるほうが、酸化の進み方を遅らせやすいのです。
ワインの保存で大切なのは、難しい道具をそろえることではありません。未開栓か開栓後かを分け、温度変化と光を避け、空気に触れる面積を小さくすることです。
未開栓のワインは、涼しく暗く、温度変化の少ない場所へ
長く保存する未開栓のワインは、涼しく、暗く、温度が安定した場所に置きます。WSETは長期保存の条件として、10〜15℃ほどの涼しく一定した温度、強い光を避けること、瓶の状態に合った置き方を挙げています。
日当たりのよい窓辺、コンロの近く、温度が上がりやすい棚は避けましょう。キッチンは料理中とそれ以外で温度が変わりやすいため、長期保存の場所としては向きません。
コルク栓の瓶を長く寝かせる場合は、コルクが乾きすぎないよう横置きにします。スクリューキャップなど、コルクに依存しない栓なら、必ずしも横にする必要はありません。
開栓後は、赤ワインも立てて冷蔵庫へ
開栓後のワインで進む大きな変化が、空気との接触による酸化です。残ったワインは、栓やキャップをできるだけしっかり閉め、ボトルを立てて冷蔵庫に入れます。立てるのは、ワインと空気が触れる面積を小さくするためです。
WSETは、ふたをして冷蔵した開栓後のワインについて、比較的よい状態を保てる期間を最大5日ほどの目安として紹介しています。ただし、種類、残量、保存温度、栓の状態によって変わります。日数は保証ではなく、香りと味を確認するための目安です。
残量が少なければ、清潔な小瓶へ移して空気の量を減らす方法もあります。より長く保存したい場合は、真空ポンプや不活性ガスを使う保存器具も選択肢になります。
保存は、ワインを急いで飲み切るためではない
白ワインやロゼワインは、もともと冷やして飲むことが多いため、そのまま冷蔵庫へ入れやすいでしょう。赤ワインも、開栓後に保存する段階では冷蔵庫に入れて構いません。次に飲むときは、少し室温に置いて香りを戻します。
スパークリングワインは専用ストッパーを使い、冷蔵庫に立てて入れます。それでも泡は時間とともに変化するため、できるだけ早めに料理と一緒に味わうのがよいでしょう。
保存方法を知ると、「その日のうちに一本飲み切らなければ」という焦りが減ります。一本のワインを翌日の料理や別の時間にもつなげるための、小さな工夫です。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。健康に配慮し、適正飲酒を心がけましょう。